コラム63 ~「つ」と「ち」の法則?

コラム63 ~「つ」と「ち」の法則?

投稿日時:2022年7月10日

サスケ」の名前の元は、「猿飛佐助」です。
猿飛佐助は、真田十勇士の第一・筆頭勇士で、講談などに登場する架空の忍術使いです。(実在するモデルがいるとの説もあり。)

 忍者ものでは群を抜く知名度を持ったヒーローです。戦後、猿飛佐助をモチーフにしたキャラクターが、多くの小説や漫画などで生み出されています。

「サスケ」以降で、「猿飛佐助」に関連するアニメでは、『さるとびエッちゃん』がありました。(1971年から1972年。石ノ森章太郎原作)


 エッちゃんこと猿飛エツ子は、猛スピードで走り、怪力を持ち、動物と会話できる小柄な小学生の女の子でした。

 この、「えっちゃん」のように、女の子は『〇っちゃん』と呼ばれることが多いと思います。
でも、みんな誰もが『〇っちゃん』と呼ばれるわけではなく、ある法則(?)が、あるようです。
 例えば、「悦子(えこ)」→「えっちゃん」、「温子、淳子(あこ)」→「あっちゃん」、「幸子、祥子(さこ)」→「さっちゃん」、「奈津子、夏子(なこ)」→「なっちゃん」、「律子(りこ)」→「りっちゃん」、「美津子(みこ)」→「みっちゃん」などです。

 女の子だけではありません。
大人の男でも親しみをもって「〇っちゃん」と呼ばれることもあります。
「内村(うむら)」→「うっちゃん」、「松本(まもと)」→「まっちゃん」、「市丸(いまる)先生」→「いっちゃん」などです。

 そういえば、こんなのもありました。
あっちゃん、かっこいい~」

 例を見るとわかるように、2文字目が「」か「」となっています。
 調べてみますと、「た行」は、特別の発音方法で発せられ、中でも「ち」と「つ」は特別な発音法(破擦音)が使われます。(他は破裂音)
 「ヘボン式(ローマ字)」でも、「TA CHI TSU TE TO」と、「ち」と「つ」だけ、変わります。
その2文字の後に、「ちゃん」をつけると、ほぼ必然的に「〇っちゃん」となるようです。
 自分の子供に、「〇っちゃん」と呼ばれるためには、2文字目に「つ」か「ち」がくる名前を付ければいいようです。

 ちなみに、例外ももちろんあります。
アニメ「魔法使いサリー」(1966~1968年)のサリーの友人「よっちゃん」は、「よし子」でした。
 さらにちなみに、「昭和の死語」である、「余裕のよっちゃん」、「冗談はよしこさん」とは関係ないようです。

 ちなみに、呼び名ではなく名前(芸名)に「ちゃん」が付く芸能人には、KABAちゃん、クロちゃん、しずちゃんなどがいます。
アグネス・チャン(これはちょっと違う?(^^;))


『「マッチャン・デラックス」なんて、呼ばないでよ~』

画像を多く入れて、スペースを稼ぐ、という、せこいけど、いい手法に気づいちゃいました。